2020年の南東北地方(福島県・山形県・宮城県)における蓮・睡蓮の名所・穴場と見頃時期についてご紹介致します。
蓮・睡蓮を見に行きたくても名所・穴場が分からない人は多いと思います。まずひととおりご覧いただき、興味を持った名所や穴場について、事前に調べたうえでお出かけください。
参考になれば幸いです。
蓮・睡蓮の名所・穴場 南東北(福島・山形・宮城)2020
蓮・睡蓮の名所・穴場 福島県 2020
花と歴史の郷 蛇の鼻(福島県本宮市)
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明治時代末期、豪農・政治家であった伊藤彌が本宮町(現本宮市)の蛇の鼻地区を開墾した際に造った庭園です。園内の池を望む高台には伊藤彌の別荘「蛇の鼻御殿」が建っています。完成までに10年もかかったそうです。
四季を通じて様々な花を鑑賞できますが、園内の擂鉢池では睡蓮(スイレン)を鑑賞できます。
最盛期には、約1万輪の花が咲き誇ります。
見頃時期は、5月下旬から7月下旬です。
季節のイベントとしてスイレン祭りも行われます。
花と歴史の郷 蛇の鼻にお出かけの前には、開花状況等をお調べください。⇒花と歴史の郷 蛇の鼻HP
花と歴史の郷 蛇の鼻 地図
鏡石町・岩瀬牧場(福島県岩瀬郡)
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日本で初めての本格的な西欧式牧場です。100万坪の広さを持ち明治天皇の指示により開墾された牧場です。
牧場なんですが、様々な植物が咲いていますが、2500坪の洋風庭園「沈床庭園」には、スイレンが咲きます。
なかでも熱帯スイレン「ブルーロータス」は注目されています。
ブルーロータスは東アフリカ原産でクレオパトラも愛した花と言われているそうです。
例年6月には、スイレン祭りがあります。
2020年については、新型コロナウイルスの影響により不明ですので、事前に確認の上、お出かけください。⇒岩瀬牧場HP
岩瀬牧場 地図
弁天池(福島県岩瀬郡)
鏡石鹿嶋神社の隣にある弁天池で、大賀蓮(古代蓮)を鑑賞できます。
地元では知られている穴場的なスポットです。
弁天池にお出かけの前には、事前に開花状況等をお調べください。
弁天池 地図
四季の里緑水苑(福島県郡山市)
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福島県のほぼ中央に位置し、約3万坪の四季を通じて花を楽しめる庭園です。
スイレン・ハスも鑑賞できます。
スイレンの見頃時期は、5月中旬から8月下旬です。
ハスの見頃時期は、7月下旬から8月下旬です。
開花状況等は毎年異なりますので、四季の里 緑水苑にお出かけ前には、事前に開花状況等をお調べください。⇒四季の里 緑水苑HP
四季の里 緑水苑 地図
法蔵寺(福島県田村郡)
【法蔵寺蓮まつり】
7月22日(日)朝6時から、観蓮会です。#三春町 #法蔵寺 #蓮まつり pic.twitter.com/4DjC60Dfum— 三春まちづくり公社 観光部 (@miharu_kankou) July 15, 2018
浄土教の一宗派「時宗」の寺院。
蓮の名所で、境内に咲くおよそ108種の蓮の花が名物です。煩悩の数ですね。
法蔵寺蓮まつり及び見頃時期は、7月中旬から8月中旬です。
法蔵寺蓮まつりでは、蓮の葉を利用してお酒を飲む象鼻杯や、青空の下で野点茶会などが行われます。
法蔵寺にお出かけの前には、事前に開花状況等をお調べください。⇒法蔵寺HP
法蔵寺 地図
南湖公園(福島県白河市)
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日本最古の公園と云われているそうで、国の史跡および名勝に指定されています。
日本最古の公園が福島県にあるとは知りませんでしたが、なんかすごいです。
ただ白河藩主松平定信が造成したと知り納得です。
大名庭園としては偕楽園と並び称されるとのことですので、それは立派な日本庭園でしょう。
南湖公園の一角にある「翠楽園」で古代蓮を鑑賞することが出来ます。
白河市の友好都市である埼玉県行田市から贈られたそうです。
古代蓮の見頃時期は、例年7月上旬から7月下旬です。
睡蓮(スイレン)も鑑賞できます。見頃時期は、例年6月から8月にかけてとなります。
南湖公園にお出かけの前には、事前に開花状況等をお調べください。⇒南湖公園HP
南湖公園 地図
龍興寺(福島県大沼郡)
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天台宗の寺院です。
こちらのお寺で古代蓮を鑑賞できます。
20種類以上の蓮が咲きます。
見頃時期は、7月上旬から7月下旬になります。
地元では蓮の名所です。
龍興寺にお出かけの前には、事前に開花状況等をお調べください。⇒龍興寺HP
龍興寺 地図
大池公園(あゆり沼)(福島県西白河郡)
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「水・花・緑が香る公園」をテーマにした公園です。
昭和59年より事業着手し平成16年度完成しました。
日本庭園では四季折々の花が咲きますが、7月には、「大賀蓮(古代蓮)」が見頃となります。
公園北側にある六角堂付近では睡蓮を鑑賞することができます。
大池公園(あゆり池)へは、事前に開花情報をお調べの上、お出かけください。
大池公園(あゆり池) 地図
中尊寺蓮池(福島県伊達郡)
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平泉中尊寺・金色堂に伝わる藤原泰衡(第4代当主)の首桶に納められていた蓮の種から開花した「中尊寺蓮」。その「中尊寺蓮」の株を2009年に譲り受け、国見町の「中尊寺蓮育成会」が大切に育て今に至ります。淡紅色の清楚な大輪が特徴です。
ちなみに奥州藤原氏が築いた「阿津賀志山防塁」趾のそばになりますのも見どころの一つかもしれません。
見頃時期は、7月中旬から8月です。
中尊寺蓮池にお出かけ前には、事前に開花状況等をお調べください。⇒国見町HP
中尊寺蓮池 地図
照南湖(福島県福島市)
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土湯温泉郷に位置する里山の湖です。
ここは睡蓮の名所となっています。モネの絵を連想させるほどの群生です。
実は、昭和40年代初期までは天然のスケート場だったというから驚きです。
以降は、氷結しにくくなりスケート場ではなくなりました。
睡蓮の見頃時期は、例年6月から9月です。
なお照南湖の睡蓮を見に行かれる場合は、事前に開花状況等をお調べください。
⇒照南湖HP
照南湖 地図
浄楽園(福島県福島市)
室町時代の趣を備えた民間の池泉廻遊式日本庭園。
京都市の金閣寺の庭を手掛けた庭師の手により十余年の歳月をかけて造られたそうです。
面積は、2万5千平米あります。
蓮(ハス)・睡蓮(スイレン)を鑑賞することが出来ます。
蓮の見頃時期は、8月中旬です。
睡蓮の見頃時期は、6月中旬から7月です。
浄楽園にお出かけの前には、事前に開花状況等をお調べください。⇒浄楽園HP
浄楽園 地図
医王寺(福島県福島市)
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真言宗の寺院で、山号は瑠璃光山。奥州藤原氏の一門である佐藤一族の菩提寺です。
瑠璃光殿では源義経着用の直垂断片や弁慶筆下馬札などを見ることが出来るようです。
その医王寺の「蓮明池」と名付けられた約500平米の蓮池で4種類の蓮を鑑賞できます。
蓮を鑑賞できるようになったのは、比較的最近のようですので、今後蓮の名所になっていくかもしれません。
見頃時期は、例年7月から8月です。
医王寺にお出かけの前には、事前に開花状況等をお調べください。⇒医王寺HP
医王寺 地図
蓮・睡蓮の名所・穴場 山形県 2020
大山上池・下池(山形県鶴岡市)
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年間を通して2万羽を超える渡り鳥が飛来することからも、2008年に国指定大山上池・下池鳥獣保護区に指定され、さらに国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」にも登録されています。
2010年に農林水産省のため池百選にも選定されました。
面積は上池が約15ha、下池が約24ha。約400年前に灌漑用のため池として造成されました。
上池では一面に蓮の花が咲きます。
見頃時期は、8月中旬です。
睡蓮は上池でも下池でも咲きます。
大山上池・下池にお出かけの前には、事前に開花状況等をお調べください。⇒大山観光協会HP
大山上池・下池 地図
松山歴史公園(山形県酒田市)
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松山城の跡地に整備された公園です。
松山歴史公園は、睡蓮(スイレン)の名所です。
大手門前のお堀で睡蓮(スイレン)が咲きます。
例年6月上旬から9月下旬の間鑑賞できますが、見頃時期は、7月です。
松山歴史公園にお出かけの前には、事前に開花状況等をお調べください。⇒松山歴史公園HP
松山歴史公園 地図
山形市野草園(山形県山形市)
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1993年(平成5年)4月に開園した植物園。
四季折々の植物があり、その数は野草、樹木あわせて850種だそうです。
ここでは、睡蓮(スイレン)が鑑賞できます。
園内の「ひょうたん池」や「吉林の庭」で見ることが出来ます。
見頃時期は、例年6月中旬から7月下旬です。
山形市野草園にお出かけの前には、事前に開花状況等をお調べください。⇒山形市野草園HP
山形市野草園 地図
赤倉温泉 「湯守の宿 三之亟」(山形県最上郡)
伝説では、 貞観5年(863年)に温泉が発見されたと言われる温泉です。
「赤倉温泉」というと、新潟県妙高市が有名かもしれませんが、そこではないんです。
「湯守の宿 三之亟」は江戸時代創業の老舗旅館になります。
源泉掛け流しであり、かつ江戸時代に作られた大岩風呂は歴史を感じますので、是非一度は入りたいお風呂ですね。
「湯守の宿 三之亟」の敷地内の池に睡蓮が咲きます。
見頃時期は、例年7月から8月頃になります。
お出かけの前には、こちらをご覧いただき、事前に開花状況等をお調べください。
⇒湯守の宿 三之亟HP
湯守の宿 三之亟 地図
まほろば古の里歴史公園(山形県東置賜郡)
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縄文時代の遺跡がたくさん発掘された場所でそこが歴史公園になっています。
紅葉が有名な場所なんですが、この歴史公園の一角に蓮の段々畑があります。
例年の見頃時期は、7月下旬から8月にかけてとなります。
まほろば古の里歴史公園にお出かけの際には、事前に開花情報などお調べください。
⇒まほろば古の里歴史公園HP
まほろば古の里歴史公園 地図
米沢城址(松が岬公園)(山形県米沢市)
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伊達政宗が生まれたお城の址です。その後は上杉氏の居城です。
その址が公園になっています。上から見るときれいな正方形なのが素敵です。
桜の名所として有名ですが、蓮も睡蓮も鑑賞できます。
お濠の一部が蓮の群生地となっていますので、お濠で蓮を見ることが出来ます。
見頃時期は、8月上旬です。
公園内の上杉記念館では睡蓮を鑑賞できます。
開花時期は、6月から10月です。
米沢城址(松が岬公園)にお出かけの際には事前に開花状況等をお調べください。
⇒参考サイト:米沢城址(松が岬公園)
米沢城址(松が岬公園) 地図
ハスの里たての香苑(山形県東村山郡)
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休耕田を利用したハス田です。6種類約200株が咲きます。
蓮の見頃時期は、7月下旬から8月上旬です。
穴場的なスポットですね。
ハスの里たての香苑にお出かけの際には、事前に開花状況等をお調べください。
⇒やまのべ観光ガイド
ハスの里たての香苑 地図
御所の水ハス公園(山形県尾花沢市)
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3.5haの休耕田に約1.2万株のハスの花が咲き誇る公園です。
蓮の名所です。
例年8月上旬に蓮祭りが開かれます。
蓮の見頃時期は、例年7月中旬から8月中旬です。
湧き出す流水「御所の水」は飲めるそうで、とてもおいしいそうです。一度飲んでみたいですね。
御所の水ハス公園へお出かけの前には、事前に開花状況等お調べください。⇒御所の水公園HP
御所の水ハス公園 地図
蓮・睡蓮の名所・穴場 宮城県 2020
称名寺(宮城県亘理郡)
亘理町 称名寺の蓮池…#大賀ハス #蓮(白花) pic.twitter.com/qMIL3GsxCy
— いまさき ひろし (@imasaki_hiroshi) July 24, 2019
境内には樹齢700年以上のシイノキ(国指定天然記念物)、樹齢300年以上のツブラジイ(県指定天然記念物)があるお寺です。これだけでパワースポットのような気がしますので、行ってみたいですね。
その称名寺の南側の池にて蓮(大賀蓮)を鑑賞できます。古代蓮ですね。
池一面に咲き誇ります。
名所というか穴場的スポットです。
見頃時期は、8月上旬から8月中旬にかけてとなります。
称名寺へお出かけの前には、開花状況等を事前にお調べください。⇒参考サイト:称名寺
称名寺 地図
伊豆沼・内沼(宮城県栗原市)
伊豆沼・内沼には、毎年2,000~3,000羽のオオハクチョウがやって来ます。伊豆沼・内沼は、オオハクチョウの日本一の越冬地です。沼の堤防からは、大きなハクチョウが、頭上を飛んでいく迫力満点の光景を見ることができます。また、マガンは、伊豆沼を代表する冬の鳥です。毎年数万羽のマガンが越冬のために伊豆沼にやって来ます。夜は沼の水面で寝ますが、朝になると一斉に飛び立ち、沼周辺の田んぼで落ちモミなどを食べます。日の出をバックにマガンの群れが飛び立つ光景や、その羽音はとても印象的です。伊豆沼・内沼のマガンが一斉に飛び立つ時の羽音と鳴き声は荘厳で、環境省の「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれています。また、夕方になり沼に帰ってくるマガンも見ごたえがあり、きれいなV字形に並んで帰ってきたマガンが、沼の近くでは落雁という独特の飛び方で高度を下げる様子を見ることができます。この、数万羽のマガンたちを養うためには、広くて安全な沼と広大な水田が必要ですが、このどちらをも備えた伊豆沼・内沼は、まさにマガンたちの聖域と言えます。引用:栗原市観光ポータルサイトぎゅぎゅっとくりはら
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テレビでは見たことがありますが、実際には見たことがありませんので、一度は見てみたいですね。想像できないような規模感でしょう。
沼面積は387ha(東京ドーム83個分)の低地湖沼。海抜6m、最大水深1.6mと東北地方最大の面積
だそうです。
その沼で蓮の花を鑑賞することが出来ます。
例年、7月中旬から8月末まで「伊豆沼・内沼はすまつり」が開かれます。
遊覧船に乗って間近に見ることが出来ますので、まさに蓮の名所です。
祭りの期間中は見頃時期となります。
2020年については、新型コロナウイルスの影響もありますので、おでかけの際には事前に開花状況などをお調べください。⇒栗原市観光ポータルサイトぎゅぎゅっとくりはら
伊豆沼・内沼 地図
平筒沼ふれあい公園(宮城県登米市)
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平筒沼を中心とした公園です。500本もの桜が有名です。
ヘラブナ釣り大会でも有名です。
睡蓮(スイレン)・蓮(ハス)も鑑賞できます。
睡蓮の見頃時期は、6月下旬から8月下旬です。
蓮の見頃時期は、7月下旬から8月下旬頃です。
年によっても開花状況は異なりますので、お出かけの前には事前に確認してください。
⇒吉田コミュニティ運営協議会
平筒沼ふれあい公園 地図
長沼(宮城県登米市)
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一級河川・北上川水系の天然湖です。
蓮を鑑賞できます。湖面いっぱいに数十万本の蓮の花が咲きます。
例年、登米市長沼はすまつりが開催されています。
湖畔にある兵粮山公園の桟橋から船が出ますので、その船に乗って蓮の花を間近で鑑賞できます。
例年8月1日から約1ヶ月開催されます。
2020年については、新型コロナウイルスの影響で開催されるかどうか不明ですので、お出かけの際には以下にお問い合わせください。
国営みちのく杜の湖畔公園(宮城県柴田郡)
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東北唯一の国営公園です。面積は、647.4haです。どれくらいの大きさか想像もつきませんが。
公園内の様々な池で睡蓮が咲きます。
特に6,700平米の広さのやすらぎの池には500株ほど植えてあり様々な色の睡蓮を楽しめます。
6月から9月にかけて鑑賞できますが、最盛期は、7月から8月頃でしょう。
国営みちのく杜の湖畔公園にお出かけの前には、事前に開花状況等をご確認ください。
⇒国営みちのく杜の湖畔公園HP
国営みちのく杜の湖畔公園 地図
万葉クリエートパーク(宮城県黒川郡)
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総面積は約32.4haの公園です。万葉クリエートパークの西側、昭和万葉の森に隣接している四季彩苑で蓮(ハス)・睡蓮(スイレン)が鑑賞できます。
蓮(ハス)は、7月下旬から8月上旬が見頃です。
睡蓮(スイレン)は、6月から8月が見頃です。
万葉クリエートパークにお出かけの前には、事前に開花状況等をご確認ください。
⇒万葉クリエートパークHP
万葉クリエートパーク 地図
まとめ
福島県・山形県・宮城県は、面積が広いからなのか、自然が残っているのか、それとも花が好きな人が多いのか、なぜなんでしょう。まだ紹介できていない名所・穴場もあるかもしれません。
どこの名所も素晴らしいので、南東北地方に行った際には、是非訪ねてみたいですね。
ただし、事前の確認は必要ですね。
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