蓮と睡蓮について2020年における北海道の見頃時期をご紹介していきます。同時に、名所や穴場もご紹介していきます。
蓮については、青森県平川市の猿賀神社では「北限の和蓮」と言われていますので、果たして北海道で蓮を鑑賞できるのかについても調べてみたいと思います。
そして、北海道で睡蓮もしくは蓮を見たいと思っていても名所や穴場そして見頃を知らない方の為に、できる限り北海道の名所・穴場を集めました。
ひととおり見ていただき、興味がある名所・穴場には更に開花状況等を調べてからお出かけいただきたいと思います。
蓮・睡蓮の名所・穴場・見頃時期 北海道 2020年
旧北海道庁前庭(北海道札幌市)
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かつて北海道庁の本庁舎として建築された煉瓦造りの西洋館です。
「旧道庁」や「道庁赤レンガ庁舎」、「赤レンガ」と言われ、シンボリックな建物ですね。
春は桜、秋には紅葉が有名ですが、前庭の池で大部分を覆いつくす睡蓮を鑑賞できます。
見頃時期は、例年6月中旬からとなります。
歴史ある建物のそばで睡蓮を見るなんて素敵です。
ただし、2019年10月1日から3年間、大規模改修工事をするそうですので、ひょっとすると睡蓮を見ることが出来ないかもしれません。詳しくは、こちらにお問い合わせください。⇒北海道
旧北海道庁前庭 地図
旭山三浦庭園(北海道旭川市)
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睡蓮(スイレン)の名所として有名な庭園です。
旭川市旭山動物園が隣にあります。
広さは2.9ha(8,772坪)の大きさです。元々個人所有だったそうですが、バカでかいですね。
さすが北海道です。スケールが違います。
庭園内の池には睡蓮鑑賞用の水上デッキなども整備され、鑑賞に適した環境です。
約2,000株もの色とりどりの睡蓮が咲きます。
見頃時期は、例年6月下旬から8月上旬です。
旭山動物園にも併せて訪れると一日楽しめるのではないでしょうか。
開花状況等は毎年異なりますので、お出かけ前には事前にお調べください。⇒旭山三浦庭園
旭山三浦庭園 地図
玉泉館跡地公園(北海道岩見沢市)
玉泉館跡地公園は、岩見沢随一の鉱泉として、数百年前アイヌがこの地を発見したそうです。真冬でも凍結せず、一帯には鹿が群れをなし、鳩が数多く生息し傷を癒したと言われます。
1903年、「山鳩の湯亭」として料亭旅館が開業。翌年「玉泉館」と改名。由来は、メタンガスと共に湯が玉のように湧出することでした。以来、温泉旅館の日本庭園が織りなす四季折々の風景は、市民に愛され続けました。
1970年代、旅館が閉鎖。かつての玉泉館の面影はすっかり失われましたが、多くの市民のみなさんからのご要望により、昔の姿を復元した日本庭園の公園として整備を進め、2001年、名称を「玉泉館跡地公園」として公開されました。
整備に当たっては、市民の皆さんの憩いの場、やすらぎの場として、また昔の玉泉館の面影をしのべるような日本庭園風公園として整備を行い、心字池を中心に、季節によって彩りを換える木々が適所に配置され、太鼓橋で結ばれた中島に建てられた茶室「玉泉庵」は、日本伝統の建築様式を生かした本格的な茶室となっており、静かな庭園の中で茶の湯を楽しむことができます。
現在は多くの写真愛好家が四季の写真を撮りに全国から集まります。
引用:玉泉館跡地公園HP
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蓮・睡蓮に関係なく訪れたくなるところです。
桜と紅葉の名所ですが、睡蓮の名所でもあります。
園内の心字池で、ピンクと白の2種類の睡蓮が2000輪鑑賞できるそうです。
玉泉館跡地公園 睡蓮 動画
思わず見入ってしまう美しさです。是非行くべき名所ではないでしょうか。
見頃時期は、例年7月から8月にかけてになります。本州よりは期間は短いかもしれません。
開花状況等は毎年異なりますので、お出かけ前には事前にお調べください。⇒玉泉館跡地公園HP
玉泉館跡地公園 地図
大沼国定公園(北海道亀田郡)
北海道駒ヶ岳のそばにある国定公園です。
9083ヘクタールというとてつもない規模です。
函館にも近く、南北海道ですね。
大沼国定公園の大沼湖・小沼湖では、ピンク、白、黄色の睡蓮を鑑賞できます。
「すいれんクルーズ」と言ってボートで睡蓮を観覧することもできますし、クジラ型ペダルボートも導入されたそうでカップルで観覧することもできるようになったそうです。
ちなみに、見頃時期は、例年7月上旬から8月中旬です。
圧倒的なスケールの環境で鑑賞する睡蓮もまた素敵です。ここも是非行ってみたいですね。
開花状況等は毎年異なりますので、お出かけ前には事前にお調べください。⇒大沼国定公園
大沼国定公園 地図
天塩町鏡沼海浜公園(北海道天塩郡)
鏡沼を中心にした公園です。北海道の北端に近く、利尻島にも近い日本海側の立地です。
冬は極寒でしょうね。
そんな場所に、睡蓮が咲きます。
見頃時期は、例年8月上旬から8月中旬です。
雄大な自然の中で睡蓮を鑑賞できる名所ですね。
開花状況等は毎年異なりますので、お出かけ前には事前にお調べください。⇒天塩町鏡沼海浜公園
天塩町鏡沼海浜公園 地図
真鍋庭園(北海道帯広市)
針葉樹の希少種の生産で知られる農園であり植物園です。
面積が25,000坪という大規模な庭園です。さすが北海道です。規模が違います。
睡蓮がメインの庭園ではないのですが、庭園の池で睡蓮(スイレン)が咲きます。
見頃時期は、例年7月中旬から8月下旬です。
開花状況等は毎年異なりますので、お出かけ前には事前にお調べください。⇒真鍋庭園
真鍋庭園 地図
八郎沼公園(北海道北斗市)
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人工の沼を中心に整備した公園です。
桜の名所ですが、睡蓮(スイレン)の名所でもあります。
見頃は6月中旬から8月下旬です。
沼一面に咲きますので、一見の価値はありそうです。
開花状況等は毎年異なりますので、お出かけ前には事前にお調べください。⇒八郎沼公園
八郎沼公園 地図
安平町鹿公園(北海道勇払郡)
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1902年に日本で最初の保健保安林に指定された森林の中にある公園で、「エゾシカ」が放牧されています。鯉が泳ぐホタル池、ドッグラン、キャンプ場などもあり、家族連れが遊びに行くには最適な公園です。
そんな公園で、睡蓮(スイレン)を鑑賞することが出来ます。
「ホタル池」で睡蓮が池を覆いつくすように咲いています。
見頃時期は、7月中旬から8月中旬になります。
実は同時期に珍しい花も咲くんです。それは、「赤いひまわり」です。しかも1000株以上咲くそうです。「黄色いひまわり」は見たことがありますが、「赤いひまわり」は見たことがないですね。
日本ではあんまり無いのではないでしょうか。
安平町鹿公園は、睡蓮だけでなく、「赤いひまわり」も鑑賞できますので、都合付けば是非行くべき場所ではないでしょうか。
開花状況等は毎年異なりますので、お出かけ前には事前にお調べください。⇒安平町鹿公園
安平町鹿公園 地図
鶴の湯温泉(北海道勇払郡)
安平町早来 鶴の湯温泉にて、 今年も綺麗に咲きました😊蓮のお花だいすき
コウホネも咲いていました^^
鴨さんはお食事中♪ pic.twitter.com/W0ZLtofK02— ゆみこ@ふぃーか。ゆっくりこの世生活 (@kW5SNPVIMMC6nwS) June 17, 2019
明治の初めに、鶴が水浴びをして傷を癒していたことから発見された温泉だそうです。
その温泉の庭園が「道内随一のハス池庭園」と呼ばれているんです。蓮の群生地としては、青森県
平川市の猿賀神社が「北限の和蓮」だと思っていましたが、北海道でも蓮が鑑賞できるんです。
ハス池のかなりの範囲に蓮が群生しています。
蓮(ハス)の種類は分かりませんが、見頃時期は8月です。
ハス池にも温泉が少し流れ込み、水温が高く、蓮が群生する環境が整っているのでしょうか。
「道内随一のハス池庭園」があり、鶴が傷を癒した温泉があるなんて、何とかしていきたいところですね。
開花状況等は毎年異なりますので、お出かけ前には事前にお調べください。⇒鶴の湯温泉
鶴の湯温泉 地図
旧島松駅逓所(北海道北広島市)
北海道北広島市島松地区にある駅逓所。国の史跡に指定。寒地稲作発祥の中山久蔵宅。札幌農学校(北海道大学の前身)の初代教頭ウイリアム・スミス・クラークが、帰国の際に「青年よ、大志を抱け(Boys, be ambitious.)」という言葉を残した場所としても知られる。
引用:ウィキペディア
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「青年よ、大志を抱け」、ここで言われた言葉なんですね。それだけで行ってみたくなりますが、
蓮の名所でもあります。
中山久蔵が明治11年に蓮の栽培に成功したそうです。その後、一度消滅したそうですが、現在復活し、ハス池で花を咲かせています。
規模としては、小規模ですが、北海道では蓮を鑑賞できる場所は数少なく、希少な蓮の名所です。
見頃時期は、例年8月中旬です。お盆の時期には、蓮を撮影するために多くの方が訪れるようです。
開花状況等は毎年異なりますので、お出かけ前には事前にお調べください。⇒旧島松駅逓所
旧島松駅逓所 地図
余市町豊丘の蓮池(北海道余市郡)
北海道余市郡余市町豊丘というところに蓮池があり、素晴らしい蓮が咲くそうです。
余市と言えば、ウイスキーとしか印象がなかったのですが、蓮が咲いているとは、穴場的なスポットです。
ただし、正確な場所の情報が入手できませんでした。
参考サイトをご覧いただき、興味があれば、お訪ねください。
参考サイト⇒①、②、③、④、⑤、⑥、⑦
北見市 ハスの池(北海道北見市)
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北見市と言えば、もうすぐそこに網走市があるところですね。なので冬は非常に寒いところです。
そんな場所に蓮(ハス)が咲くというのです。
北見市の蓮で北海道4か所目ですが、青森県平川市の猿賀神社で「北限の和蓮」は何だったんでしょう。
北見市で蓮の花が咲く場所こそ、「日本最北の蓮池 鏡沼」です。
北見市で農業を営む市田さんが個人で2012年に造成した池だそうです。
大きさが約3,300㎡(約1,000坪)もあります。
池の一角では、古代蓮である「大賀ハス」も栽培されています。
約3,000本の蓮が咲きますので、非常に見ごたえがあるようです。
そして「はすまつり」も8月中旬に開催されています。
今や地域の観光名所となっているようです。
見頃時期は、例年7月下旬から9月上旬頃です。
非常に遠いですが、地元の皆さんの蓮を愛する気持ちの詰まった蓮を是非見に行きたいですね。
開花状況等は毎年異なりますので、お出かけ前には事前にお調べください。
北見市 ハスの池 地図
まとめ
北海道の蓮・睡蓮の名所・穴場を計12か所紹介することが出来ました。
歴史的な史跡のそばの名所、大自然の中にある名所、愛をこめて作り上げた名所、どこも大変魅力のある場所ばかりです。北海道のあちこちに点在していますので、まとめては行けないでしょうから、その他の観光名所と併せてお訪ねされたら良いでしょうね。
そして、北海道の蓮は希少ですから、是非見に行くべきでしょう。
2020年については、新型コロナウイルスの感染防止対策として3密を避けて鑑賞を楽しんでください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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